体調を崩して病院へ。
風邪や、そのほかの、数回通院治療を行うと完治が見込める症状であれば、指示を受けている間通院治療を行えば完治させることができます。しかし、慢性的な病気などによって、症状が長引きそうな場合、重大な病気などの場合、また、過疎地などで病院へ来るのも困難な場合などは入院を勧められることもあります。入院すれば、看護師や医師の管理下において、安静を保つことができるほか、治療に必要な処置などもすぐに行うことができます。また、症状が急変したときもすぐに対応してもらえるので安心です。

入院治療中に、退院してからの生活指導や栄養指導なども行うことができるので、治療に集中するには入院は最適な環境といえます。しかし、仕事の都合や家族の都合などで病院に入院することが困難な場合もあります。入院が困難な場合は、医師の指示に従って長期間通院することになります。

同じ治療を行うにしても、入院で治療を受けるのと、通院で受けるのとでは若干異なります。入院中であれば、看護師や医師の空いている時間を利用して行うことができますが、通院で治療を行う場合は、外来診察中に治療を受けることになります。当然、外来はほかの患者さんもいますから、その忙しい中での治療となってしまいます。また、入院であれば処置や治療を行っている時間以外は安静が保たれますが、通院で治療を行う場合は、私生活と並行することになるので、なかなか安静が保てません。

仕事などがどうしても忙しくて手が離せない場合などは、仕事をしながら治療を受けることができます。安静は保たれませんが、家族と一緒にすごすことができます。さらに、病棟内の人間関係などに巻き込まれる心配がないので、精神的には入院より楽です。

入院を迫られたとき、入院を選ぶか、通院を選ぶかは、患者さんのそのときの状態などによっても変わってきます。

もし自分が離島に住んでいたら、間違いなく入院を選ぶ、いやこちらからお願いすると思います。仕事は健康になってからでも遅くありません。長くなれば傷病手当を請求することができます。